宮崎県の海岸線の総延長は398km、南北に長くその沖を南から北に向け黒潮が流れ、岸近くでは豊後水道から南向きの流れが入ってきています。陸地からは、大小の河川が海に栄養豊富な水を運んでいて、良い漁場となっています。
宮崎県の海面漁業は生産量、生産金額はともに全国的に上位に位置しています。漁業種別にみると、近海かつお一本釣漁業と沿岸まぐろはえ縄漁業は近年連続日本一を誇っています。また網いけすで魚を育てる養殖業も盛んで特にブリ類(ブリ・カンパチ)の生産が多くなっています。
川や湖といった内水面でもアユや貝類(シジミ)などが漁獲されていますが、池での養殖が盛んでウナギ、アユ、コイを中心に全国で上位の生産量をあげています。
宮崎の海では多様な魚が漁獲されています。
宮崎県でとれる主な魚
・黒潮にのって移動するカツオやマグロ類など
・黒潮より沿岸で漁獲されるイワシ類、アジ類、サバ類など
・ごく沿岸部にいるマダイ、ヒラメ、オオニベ、カサゴなど
・岸近くの磯にいるイセエビなど
また年によって変動はありますが、
宮崎県で漁獲される魚には魚種別生産量全国10位内に入るものもたくさんあります
魚種別生産量10位以内の魚*年によって変動があります。
・マグロ類(ビンナガ、メバチ、キハダ、)
・カジキ類(マカジキ、メカジキ、クロカジキ類、その他のカジキ類)
・カツオ類(カツオ、ソウダガツオ)
・イワシ類(マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ)
・アジ類(マアジ、ムロアジ類)
・シイラ類
・トビウオ類
・イセエビ
内水面での生産は全国的にみてあまり多い方ではありませんが、
「遊漁」といって一般の人がレジャーとして楽しむためのアユ釣りやヤマメ釣りが盛んです。
内水面でとれる魚
アユ コイ ウナギ シジミ エビ類